コトバと情報

ケータイでこうしてブログを書いていると(いつも通勤電車の中でメールから書いている)、写真やリンクもない、基本的にはただの走り書きになります。

ただ、その時の心の動きや、素直な気持ちを綴っておきたいなとは思っているわけです。

いつも読んでいる田坂広志さんのメルマガで似たような感覚のものが届いたので、転載しておきます。

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情報社会の逆説

インターネット革命、ブロードバンド革命、
ウェブ2.0革命と続く
情報革命の深化は、
我々に何を求めているのか。

そのことを考えるとき、
いま、多くの草の根の人々が
自由にメッセージを発信している姿が、
目に入ってきます。

自分の個人サイトを開設して情報発信をする人々。
ブログを使って、毎日、個人日記を公開する人々。
ネット・ラジオを使って、個人放送局を持つ人々。
コミュニティの掲示板に書評や映画評を書く人々。

それは、
誰でも手軽に、瞬時に、そして自由に、
自分のメッセージを世の中に発信できる
素晴らしい時代の到来を意味しているのでしょう。

しかし、その時代の素晴らしさの一方で、
いま、世の中には、
「メッセージの洪水」が起こり、
「玉石混交の言葉」が氾濫しています。

そして、その現象を見るとき、
我々は、そこに、
情報社会の一つの逆説が生まれてくることに
気がつきます。

この情報社会において
我々に求められるのは、
多くのメッセージを語る力ではない。
多くの言葉を語る力ではない。

「言霊」を語る力。

短くとも、
心に残る言葉、
胸を打つ言葉、
腹に響く言葉。

そうした言葉を語る力こそが
いま、求められているのでしょう。

2005年7月18日
田坂広志

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誰かのコトバを引用するときに、どこらへんまで共感しているのか、というあたりの感覚が難しいですね。

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