あっ、という間に生きてきて31年も経ったけれど、なかなかコレといって全力で人に勧められるものはない。
そんな中、本としては最もおすすめしたいのがコレである。
田坂広志さんを知ったのはなんだったかもう忘れてしまったけど、2年か3年ぐらい前だったと思う。
その後子供が生まれ、Uターン転職を考えていた自分は「なぜ、働くのか」を読んで、人生の一部としての仕事についていろいろと思いを馳せていた。
その頃からすっかり田坂ファンになった自分はメールマガジンに登録し、ソフィアバンクのpodcastを見つけ、氏の生の声を聴くようになった。
このpodcastの中に「なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか」というタイトルの、どこかでの講演を収録した回がある。2時間と長いけれど、この2年間の間にもう数回聴いただろうか。
本書はこの内容を書き起こしたものがベースになっている。
2009年1月に文庫版が出たようで、たまたま近くの本屋で出会ってしまったので買って読んだ。
特に感想というものをあげるつもりは無いけれど、「人生とはなにか」ということについて大人が教えてくれなかったことを、真剣に語ってくれている本なのである。一期一会、真剣勝負といった言葉の意味もしっかり脳に浸透させることができると思う。人によって、年齢によって、状況によって、感じることは様々だと思う。
podcastのほうは無料で聴けるし、本も700円と安いので、是非読んでみて頂きたい。
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