もうかれこれ2年です。
東京から尼崎に移ってきてから。
東京の暮らしは十分に満足していました。
これは奥さんも私も同じこと。
東京で一人目が生まれ、いつだったか二人で相談したのを思い出します。
二人とも高校出てから東京で長いこと過ごしてきたからでしょう。
家族から離れて暮らし過ぎたせいもあるかもしれませんが、30歳前後、孫がいるこの時間を両親や祖父母(奥さん方はご健在)と、我々の生まれた土地で同じ時を過ごすことがとても大切に想えたのです。
長年の東京ぐらしでできた親友たちとの別れも辛いものでした。
それでも、実家に帰ってくるという決断をし、実際に転居してからもう2年。
人生長く見積もって100年だとしても4%の時間。
長くもあり短くもあり、濃くもあり薄くもあるような、そんな2年間でした。
仕事に関しては、転職活動のとき、ホントはもっと上流(戦略コンサルとかITコンサルとか)を目指したかったんだけど、離婚率が高いとか関西にそんな仕事がないとか、年齢が行き過ぎててもう無理とかそんな理由で諦めました。
最近コンサルと仕事をする機会がありますが、確かに単価ベースで考えるとギュッと詰め込み型の仕事と成果を要求される職であり、仕事以外の時間なんてないんだろうなぁと思います。
振り返るに、その職に辿りつかなかった(つけなかった)のは必然のような気もします。
とはいえ、今の仕事がそれでは天職かというと、そうではなく、うつ病になったのは仕事に対するジレンマから来るところも大きかったように思います。
2年という時間を経て、仕事に対しても人生に対しても、より深く考える機会に恵まれました。病気にかかるというのは、悪い面もあり、良い面もあります。
さて、これからどういう道を探していこうか、多少ほぐれたこのアタマを使って、少しずつゆっくりと、自分の向かうべき先を探し始めようかなと思います。
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